ステゴビル
明るい林や草原に希に生える多年草.9月に花茎を伸ばして先端に5〜6個の花をつける.花弁は白色で中脈が緑色を帯びている.花弁の付け根が合着しているので,合弁花のようにみえる.葉は秋に出て夏に枯れる.平山・河川敷林内:2019/8/1 |
ヒメニラ
原野・山林中に生える多年草.草全体に弱いニラの臭いがする.地下には小さな卵形の地下茎(球根)がある.春に葉を2枚出してその間に1花を開く.花は小さく1cmくらいで鐘形,花被は白色で僅かに紫色を帯びる.平山・河川敷林:2017/3/19 |
|
|
ヤセウツボ
地中海沿岸原産の帰化植物で世界中に広く帰化している.日本では要注意外来生物に指定されている.マメ科のほかセリ科,キク科などに寄生して繁殖する.ここではシロツメクサの株間にあって,これと共生しているようすが感じられた.西大久保:2017/5/10 |
クロヤツシロラン
花期では高さ5cm,果実期で20〜30cm,舌弁に毛状突起がみられるところからクロヤツシロランとした.果実は熟すと縦に6裂し,隙間から綿毛のような種子が風に吹かれて散っていく.箕和田・杉林の林床:2015/10/24 |
|
|
キジョラン
常緑樹林内に生えるつる性の多年草.草本としているが茎の基部は木質化している.種子につく長い白い冠毛を,髪をふり乱した鬼女にたとえた名前.大きな卵円形の葉が対生する.葉腋からの散形状の花序に直径4mmほどの鐘形の花がつく.コイケマの花に似るが花弁の喉部に毛があることで区別できる. 2023/7/29 阿諏訪:林床 |
タニジャコウソウ
多年生の宿根草.ジャコウソウに似るが花柄が3〜4cmほどで著しく長いという特徴がある.おそらく園芸種が逸出したものと思われる.
当種は牧野富太郎が1898年に高知県で採取した標本について新種として記載したもの. 2022/10/13 阿諏訪:獅子が滝
|