毛呂山の植物
和 名 ヤマハギ 科 名 マメ
学  名  Lespedeza bicolor Turcz. 

 日当たりのよい場所に生える落葉低木.多くの細い枝を分枝し,垂れ下がる.7〜10月に枝の先端に穂状花序をだす.花序は基部につき葉より長い.長さ1.5cmほどの紅紫色の花をつける.花は翼弁より竜骨弁の方が長い.日本に自生するハギの代表で,秋の七草の一つである.
 2018/7/2 阿諏訪:尾根・林縁

 花は紅紫色で長さ1.5cm.翼弁より竜骨弁の方が僅かに長い.ケハギに似るが,萼筒より萼歯が短く先端があまり尖っていない点で区別できる.

(ケハギは萼筒と萼歯の長さがほぼ等しく,萼歯の先が尖っている.また,花が春秋の2回咲く点で異なる.)
 小葉は長さ2〜4cm,楕円形.裏面に伏毛がはえる.  若い果実.豆果は熟しても裂開しない.中に楕円形の種子を1つつけ,大きさは4〜5mm.
        
話題  属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス
     さん(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)」の名からきている。
     CがLになったのは誤植のためである。それでもこの名が有効名とは、
     面白いですね。