毛呂山の植物
和  名 ヒメリュウキンカ 科 名 キンポウゲ
学  名  Ficaria verna Huds
 キクザキリュウキンカ属 多年草 ヨーロッパ原産.
 キクザキリュウキンカと同じ種にされることもある.キクザキリュウキンカより小型.園芸品種として栽培されている.ここのも逸出種と考えられる.
 葉の長さ20〜25mm,花の直径約25mm.葉腋にムカゴを形成し,盛んに栄養繁殖する.
 ヒメリュキンカとキクザキリュウキンカは大きさに2倍ほどの差があるところ以外,生態・形態とも違いがない点から,ヒメリュキンカは2倍体,キクザキリュウキンカは4倍体と考えられる.
 2022/4/5 岩井:図書館地内
  
花弁は10枚前後,黄色で照りがある. キンポウゲ科であるが花弁と萼がある.
資料1
「キューガーデンのネット上のデータベース (Royal Botanical Gardens, Kew, Plant DNA C-values Database) によると、3系統のヒメリュウキンカのデータがありました。

 http://data.kew.org/cvalues/
仮に系統1、系統2、系統3とすると、
 系統1は染色体数16、2倍体、DNA量は1C当り9120Mbp、    
 系統2 は染色体数24、3倍体、13863Mbp
 系統3 は染色体数32、4倍体、18680Mbp
 上記資料からみると,ヒメリュウキンカは2倍体,キクザキリュウキンカは4倍体とみるのがよかろう.よって,学名は両者Ficaria verna Hudsで同じとなる.