毛呂山の植物

和  名 オオヒメワラビモドキ 科 名 メシダ
学  名  Deparia unifurcata (Bak.) M.Kato
 夏緑性.根茎は短く這う.葉柄はわら色〜薄緑色,基部鱗片は披針形で黒褐色.葉身は広披針形の2回羽状深裂(オオヒメワラビは3回羽状複葉),光沢のない黄緑色〜緑色のやや厚みのある草質.中軸に鱗片と開出毛があり,羽軸に細かい開出毛が生える.ソーラスは小さい円腎形で,中肋と辺縁の中間につく.山地の沢沿いで稀に見られる.
 2020/10/31 大谷木:取水場
 ソーラスは円腎形で,中肋と辺縁の中間につく.ソーラスの大きさが羽軸側で大きく葉先に向かって順次小さくなる.これは形態上の大きな特徴で,羽軸の開出毛とともに分類の目安にできる. 2023/8/19 権現堂:林床
葉柄の鱗片 中軸の鱗片と開出毛 羽軸の開出毛