毛呂山の植物

和  名 ナチシケシダ 科 名 メシダ
学  名  Deparia petersenii (Kunze) M.Kato var. petersenii
 葉は1回羽状複生〜2回羽状深裂,葉身は大きさや形に変化が大きく,三角状卵形〜長楕円状披針形.側羽片は長楕円形〜長楕円状披針形,長さ5〜10cm,幅1〜3cm.裂片は長楕円形,鈍頭〜やや鋭頭,縁は波状縁〜浅い鈍鋸歯縁.質は草質か柔らかい紙質でやや厚みがあり,鮮緑色〜緑色.
 2023/8/10 大谷木:鎌北湖遊歩道
 胞子嚢群は裂片の中肋寄りか中肋と葉縁の中間につき,狭長楕円形,長さ2〜5mm.  包膜は狭長楕円形で薄い膜質,辺縁は歯牙状突起縁.包膜にまばらに毛状突起あり.
 葉柄は淡緑色〜わら色.鱗片はややまばらにつき,線状披針形で淡褐色.中軸の鱗片は極まばらで,淡褐色の多細胞毛がある.  胞子は楕円形で表面はエヘン虫様の突起に覆われる.ただし突起の先端は鋭くない.