毛呂山の植物

和  名 ホソバイヌワラビ 科 名 メシダ
学  名  Athyrium iseanum Rosenst.
 暖地に多い夏緑性のシダ.山地のやや湿った林床に生える.春に出る葉は栄養葉で,胞子葉は夏に株の中央に直立してでる.秋に栄養葉の先端近くに不定芽(むかご)をつけることがある.
 2019/8/17 大谷木:鎌北湖遊歩道
 イヌワラビとの最大の区別点は,不定芽の有無.
 胞子嚢群は中肋寄りにつき,包膜は半月形〜鉤形.羽片の鋸歯はやや尖る.小羽片の羽軸に小突起が並ぶ(種の決め手になる).  鱗片は茶褐色で,ツートンカラー.