毛呂山の植物

和  名 ヒメミズワラビ 科 名 イノモトソウ
学  名  Ceratopteris gandichaudii Brongn. var. vulgaris Masuyama et Watano
 1年生の水生シダで,水田,水路,沼地などに見られる.葉質は薄く,葉は2形をなし,栄養葉は夏に出て,2〜3回羽状に深裂する.胞子葉は秋に出て鹿の角状の葉になる.一時消滅の傾向にあったが,最近は増加の傾向である.
 2016/10/5 西大久保:水田 
  胞子葉は秋に出て鹿の角状の葉になる.
 ミズワラビは2つに分けられ,従来のミズワラビ Ceratopteris thalictroides (L.) Brongn.は沖縄種とされ,本州産のものにはヒメミズワラビC. gaudichaudii var. vulgarisが与えられた.
 従って,従来のミズワラビの分布はヒメミズワラビと読み替えて記録することになる.