毛呂山の植物
和  名 ヤブラン 科 名 キジカクシ
学  名  Liriope platyphylla Wang et Tang
 山林に生える多年草.花は7〜8月,高さ30cmにもなる総状花序を出し,淡紫色の小花が多数上向きにつく.匍匐枝が無い点と,花が多数つくことでヒメヤブランと区別できる. 
 2015/8/15 葛貫:雑木林

 以前はユリ科であったが,最近キジカクシ科に移された.
キジカクシ科(アスパラガス科)
 かつてはユリ科に含められていた。この科の代表的な種としてアスパラガスのほか日本に自生するものではクサスギカズラ、キジカクシなどがある。300種ほどからなり、主に旧世界に広く分布する。
 小花が多数上向きにつく.花弁6,雄しべ6,花柱1.胚珠6で,一つの花に6個の種子が稔るはずであるが,栄養の都合からか種子は0〜6個.

  
   5個の種子が残った.
 種子は径6〜7mmで秋に黒く熟す.果実のように見える球果は果皮が薄く,やぶれてしまって種子がむきだしになって熟したもので果実ではなく種子である.

  
  破れた果皮が残っている.