毛呂山の植物
和  名 トウゴクサバノオ 科 名 キンポウゲ
学  名  Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao
 和名は果実の形が鯖の尾に似ていることに由来する.茎先に花径1cmくらいの白い花を普通は1輪ずつつける.5枚の花びらのように見えるのは萼片である.5枚の黄色い小さな花弁は蜜腺状となっている.葉は3または5出複葉で対生.小葉の形は菱状の卵形である.小葉には浅い丸みのある切れ込みがある.花の後にできる実は袋果で魚の尾の形になる.
 2015/5/2 大谷木:林床
    
 5枚の花びらのように見えるのは萼片である.黄色いのが花弁で5個.  花の後にできる実は袋果で,熟しても裂開しない.
 種子とその表面の点紋状突起.

 
本種はハコネシロガネソウに似ているが,種子の表面に小さな突起があることでトウゴクサバノオと同定できる.