毛呂山の植物
和  名 クマノミズキ 科 名 ミズキ
学  名  Cornus macrophylla Wall.
 和名の由来は発見された三重県の熊野にちなんだもの.
 幹は灰白色〜灰褐色.枝は放射状に斜上し,新枝には稜がある.葉は対生し,長さ6〜15cm,幅3〜7cmの卵状長楕円形,先は尾状に尖り,基部は広い楔形.葉柄は長さ1〜3cm.花は散房花序に多数つく.花期は6月で,ミズキより1ヶ月遅い.
 2023/6/19 宿谷:滝付近
 花は直径8〜10mm,上向きに高く出る散房花序に多数つく.花弁は黄白色,4個.雄しべ4個,花糸は太く,ほとんど曲がらない.花柱1個.基部に花盤がある.  萼筒には白色の伏毛が密生し,黄白色.萼片は小さく4裂.子房下位.
 葉は対生し,卵状長楕円形,先は尾状に尖り,基部は広い楔形.鋸歯はない.(ミズキの葉は互生)  果実は直径約5mmの核果,柱頭と萼片が残り,秋に黒紫色に熟す.