毛呂山の植物
和  名 ゲンノショウコ 科 名 フウロウソウ
学  名  Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Sieb. et Zucc.) Hara
 日当たりのよい草原や道端に生える.つる性で匍匐して広がる.周辺に繁茂する共存種より勢いがよい.下痢に有効な生薬で,乾燥して保存し,煎じて服用する.
 2015/5/28 滝の入:路傍
 果実はくちばし状に伸び,その基部に種子がつく.熟すと裂片が種子を1個ずつ巻き上げる.この形が「みこし」の屋根に似ているので,御輿草ともいう.
 東日本には白い花,西日本には紅紫色の花が多い.花弁と萼片は5個,花柱は5裂する.  先に雄しべが熟し(左),雄しべがしおれた頃,雌しべが出てくる(右),雄性先熟と云う.